コンサータ1日目
食欲不振に陥ることが、多数のブログで報告されていたため、朝食をしっかり食べさせてから服用させる。
朝食中にコンサータのメリット、デメリットを息子に説明するも、息子の目は新聞に吸い寄せられていてまるで聞いていない。注意力散漫、ただし過読症のため文字に対しては過集中、という特性で他のことが疎かになっている、と改めて思い直す。
試しに今話した内容を復唱させたところ、それぞれ1つずつぐらいしか覚えていなかった。
1時間後、頭痛や吐き気を訴えて野球を休んだ方が良いのではと提案してくる。もともとちょっとした具合の悪さを訴えて、学校や習い事を休もう、サボろうとする性質があるため、本当に薬のせいなのかもう少し見極めないといけない。
いずれにせよ、よく言われるやる気が出るとか集中力が増すとかは、この時点では全く感じられない。相変わらず覇気がなく、快活さもなし。
2時間後に嘔吐。薬が合っていないのかとも思うが、夫は私が嘔吐の可能性があることを伝えたせいで暗示にかかっているという。昼食はいつもほどの食欲はなく、おにぎり1個をなんとか食べる。喘息気味なので吸入をさせる。
野球に向かう車の中では別人のようにハイテンション。元々寡黙な子なので、異様にはしゃいでいるような見える。嘔吐で薬のほとんどを吐いてしまったように思うが、少しは効果が残っているのか。
試合中もいつもより声が大きく、集中力もあった。ただしボールやコーチの指示に対する反応の鈍さや、体の使い方の不器用さなどは相変わらず。このあたりは薬で改善する部分ではないのだろう。一方で、自分の失敗に対して前向きな反省を口にするなど、いつもは見られない部分あったが、コンサータの効果なのかどうかは分からない。
夜は心配していた食欲不振もなく、平時と変わらない分量を食べる。この時点で服用から12時間経過、薬も切れているのかもしれない。夕食中の話題はほとんどが今日の試合の振り返り。事細かに試合運びを覚えていて、少し驚く。集中していたためか。
食後に日課のラジオ基礎英語をする。普段はすぐに意識が他のことにうつるか、ボンヤリするかでろくに聞いていないのだが、今日はしっかり聞いて取り組んでいる。ただ、コンサータを服用して子供の字が綺麗になったという話をネットで多く目にしていたため、期待していたのだが、ライティングの英語はいつものとおり汚い癖のある字で、まぁそんな劇的に変わるわけないよねと。
そんな感じでコンサータ服用初日は終了。