akarin11’s blog(仮)

息子のADD、趣味の読書について書いてます。

コンサータ3日目

明らかな変化が見られる。

 

まず文章。国語の時間に読んだ小説の感想文を書いたようだが、これまでの息子は後から他人に読まれることをまるで無視したかのような文章を書いていた。何度も同じ接続詞でつなぐ、思いついたまま書いているので前後のつながりがない、説明が足りない、など。しかし、今日の文章は稚拙ではあるが、それなりに小説全体の流れをくんだ読むに耐える内容であった。接続詞も2回同じものが出てきたが、極力違うものを使おうという努力の後が見えた。何より、紙の端から端までびっしりと文字で埋めることができていた。

 

次に会話。これも文章と同じく、会話の相手の立場にたって考えることが苦手なため、何の前置きもなく本題から入ってしまう。聞いている方は何の話かなかなか合点がいかない。しかし、今日はしっかりと前後関係を説明していた。何より、これまでワーキングメモリの弱さから、何を話せば良いのか、どういう順で説明すれば良いのか、話している間に忘れていき、結果二言三言単語を述べて終わり、のようなコミュニケーションだったのが、会話でコミュニケーションが取れるようになりありがたい。

 

最後にピアノ。コンサータ線条体という、手続き記憶の脳にも作用すると聞いていたが、実際何度弾いても覚えられず、たどたどしい弾き方だったのが、しっかり記憶して回数を重ねるごとに滑らかに弾けるようになってきた。実際のところ、私は息子の弾くピアノを聴いてはじめて、これはいつともと違うとはっきりとわかった。